
- 自分でやったジェルネイルの持ちが悪い
- 施術でジェルネイルの持ちを良くするポイントを知りたい
こんにちは、ネイリストのaiです。
今日は、自分でやったジェルネイルの持ちが悪い方向けに「ここを気をつければジェルネイルが長持ちするよ!」というところを書いてみたいと思います。
もちろん人それぞれジェルとの相性や手の扱い方によっても持ちは変わるのですが、こんなことを書いている私が施術したジェルネイルの持ちが悪かったら信ぴょう性のない記事になってしまうので、私が施術したお客様の16週間後のジェルネイルの動画をのせておきますね。
爪は1カ月で約3mm伸びるので、
ジェルネイル16週間後はこうなります。ここまで放置できるのはロックダウンならでは🤣 pic.twitter.com/GdsQBVqdFj
— ネイリストai🇳🇱アムステルダム (@aiamsterdam_nl) March 18, 2021
さすがに16週間は持たせる必要はありませんが,,,2週間以内でジェルネイルが取れてしまう!という方はぜひ以下の点を参考にしていただけたらと思います。
もくじ
ジェルネイルの持ちが悪い原因と対処法
ジェルネイルの持ちが悪い原因として、主に考えられるのは以下の8点です。
それぞれ対処方法も合わせて説明していきます。
- ベースジェルは適切なものか
- 甘皮がきちんと除去できているか
- ジェル塗布前に爪の油分除去ができているか
- 先端にジェルコーティングができているか
- 自爪にダメージがないか
- 適切な厚みがあるか
- ジェルのはみ出しがないか
- きちんと硬化できているか
ベースジェルは適切なものか
ベースジェルは爪とジェルを密着させるために必要なジェルです。
ごくごく稀に自爪とベースジェルの相性が合わないものを使ってしまうと、ジェルネイルの持ちが悪いことがあります。
使用しているベースジェルの特性と自爪の特徴の相性など見直してみるのも良いと思います。
また、ベースジェルを開封してからしばらく経ってしまった、ベースジェルを開封したまま作業をしていてジェルにUVが当たってしまったなどで、劣化や変質などしていないか確認してみてください。
UVライトの光が漏れる場所にジェルの蓋を開けたまま放置しないなどは注意されていると思いますが、うっかり窓際で作業していて日光が当たってしまうこともあるので気をつけてください。
長持ちするベースジェルで私がおすすめするのは、こちらのスネークジェル。
ちょっとアセトンで溶かして落とすのはやりづらいですが、削って落とす方なら本当に取れないのでおすすめ。
長持ちさせたいけどアセトンで簡単に溶かして落としたいという方には、VetroのFujiがおすすめです。
甘皮がきちんと除去できているか
初心者の方でありがちなのは、甘皮がきちんと除去できておらず甘皮の上にジェルを塗ってしまっているケース。
目で見て分かりづらいかもしれませんが、爪の表面に張り付いた薄〜い膜みたいなものを、ジェル塗布前に取り除いておく必要があります。
私が甘皮除去に使っているのは、こちらのブルークロス。
この液体を甘皮周りに塗ってメタルプッシャーで押し上げると、頑固に張り付いた薄い膜の甘皮もきれいに取れます。
ジェル塗布前に爪の油分除去ができているか
爪に油分が残っていると、ジェルをのせても弾いてしまい長持ちしない原因になってしまいます。
ジェルをのせる前に適切な液体を使用して、爪表面の油分を除去しておきましょう。
一般的に使用するものはプレプライマーと呼ばれていて、PHバランスを整えたり、爪表面の油分水分を除去し、また雑菌を繁殖させないための消毒の効果もあります。
専用のプレプライマーは少しお値段がはるので、安い無水エタノールでも代用可能です。
先端にジェルコーティングができているか
ベースジェル・カラージェル・トップジェルを塗るときに、きっちりと爪の先端がジェルで覆われているか確認してください。
先日ジェルネイルレッスンを受講していただいた時のジェルネイルの例です。
この角度から見て爪の先端にきちんと色が塗っているように、ジェルネイルを塗布します。

爪の先端(エッジと言います)が塗れていないと先端からジェルがはがれやすくなってしまいます。
筆を立ててちょんちょんと爪先を覆うように塗ると良いですよ。
自爪にダメージがないか
自爪が元々弱いとかペランペランに薄いとかであれば、持ちが悪くなるおそれがあります。
お化粧でも、徹夜明けのガッサガサのごわごわ肌の上にはいくらきれいにお化粧しようとも、化粧ノリが悪くなってしまうのと同じように、ジェルネイルをのせる土台の健康状態はジェルネイルの持ちに影響します。
普段からこまめにオイルや美容液を塗ったり、乾燥しないように生活習慣を気をつけたりして、自爪そのものが健康に育つようにしてみてください。
自爪を健康に保つために気をつけていただきたいことについては、こちらの記事にまとめています。
適切な厚みがあるか
フリーエッジ(自爪の先の白い部分)が短い方であればそんなに問題はありません。
フリーエッジが長い方で、ジェルネイルの仕上がりが薄いと爪がしなりやすくて持ちが悪くなることがあります。
一番簡単な対策法としては、硬めや少し厚みが出るような仕上がりになるトップジェルに変えてみるのも良いですよ。
私が愛用しているトップジェルの中で、ブラシタイプで塗りやすくぷっくりとした仕上がりになるトップジェルはこちら
私が愛用しているトップジェルの中で、少し扱いにくいけどしっかり硬さの出るハードジェルはこちら
ジェルのはみ出しがないか
ジェルが爪の表面からはみだして、サイドや根元などの皮膚についたまま硬化してしまうとそこから剥がれてしまいます。
先日のジェルネイルレッスンを受講していただいた方の仕上がり写真を例にしますね。
薬指と小指の爪に塗ってある赤いジェルが、キューティクルに付着しているのが分かるかと思います。

ジェルを塗って硬化する前に、はみ出しがないか確認してからライトに入れて硬化するようにしましょう。
きちんと硬化できているか
意外と見落としがちなのが、きちんとジェルが硬化できているかどうか。
ジェルが硬化するのに必要なワット数、時間などが十分かどうかを確認してみてください。
以前に、36ワットで硬化するジェルを塗るのに6ワットのライトを使用していて「固まった気はするけど表面のツヤがありません」とご相談を受けたことがあります。
また、ライトの中で爪が影になっていてうまく光が当たらなかったなどの照射が足りないということも考えられます。
いわゆるジェルの生焼け状態になってしまい、ジェルがきちんと硬化できていないとジェルの持ちが悪くなってしまいます。
なので、適正なワット数のライトを使って、適正な時間ライトに照射し、ジェルがきちんと硬化するようにライトの中にキープしてください。
以上がジェルが長持ちするのに気をつけたいポイント8つでした。
- ベースジェルは適切なものか
- 甘皮がきちんと除去できているか
- ジェル塗布前に爪の油分除去ができているか
- 先端にジェルコーティングができているか
- 自爪にダメージがないか
- 適切な厚みがあるか
- ジェルのはみ出しがないか
- きちんと硬化できているか
ジェルネイルの持ちが良くなるように、ぜひ見直してみてくださいね。
参考になりなしたら幸いです。