どもども。こんにちは!
海外でネイリストをやっているなんてブログを書いていたら、悩める子羊さんから人生相談を受けた ai(@aiamsterdam_nl)です。

こんにちは!
いきなりメッセージすみません。
インターネットでいろいろ検索していて、あいさんのインスタグラムに辿り着きました!私事なのですが、今、今後の人生に悩んでいて、社会人として働いているのですが転職を考えていて、海外が好きなので海外で仕事が出来る資格取得を考えています。
そこでネイリストにも興味があっていろいろ調べていて、やはり海外で働くには日本での経験がとても大切だと言うことは分かったのですが、そもそも海外で働くとき、ワーキングホリデー以外だと、就労ビザが必要ではないですか?
あいさんの場合は海外のネイルサロンに就労ビザを出してもらって働いていらっしゃるのですか?
宜しければ教えて頂きたいです。
長文ですみません。
インスタグラムのDMでやり取りをさせていただいて、直接返信はしているのですがこの件に関してブログを書いてみようと思います。
(ブログ掲載の確認はもらってます)
で、このメッセージを受けて私自身いろいろ考えることがあったのでそのことについてブログを書いてみようと、その時は思っていたんですが、
今読み直したら、ビザのことしか聞かれてないじゃん!って気付きました(笑)
色々余計なアドバイスをしてしまって申し訳ない。。。
というわけで、今回は海外で働きたいネイリストに必要なビザの話。
海外で働くのには労働許可が必要
そもそも、ネイリストだけじゃなくて日本人が海外で就労し、収入を得るにはビザ・労働許可証が必要です。
どのビザで労働許可がおりて働けるかは国にもよるし、職業にもよる。
でも、ネイリストという職業で就労ビザを狙うのはどの国でもかなりハードルが高いんじゃないかなと個人的に思います。
就労ビザは、その国の人(またはその国で労働許可のある身分の人)ではなくなぜあなたを雇いたいか理由を認めてもらわないといけないので、たかが一介の日本人ネイリストが現地人を差し置いてまで雇いたい理由なんて……ないでしょ!
よく、「海外では日本のネイルアートが称賛されるから日本人ネイリストは需要がある」的なことを聞きます。
確かに場所によってはそういうこともあるかもしれないけど、でもほぼほぼ日本人ネイリストの需要なんてないと思いますよ。。。
その辺りのことに関しては、こちらで書いているので興味ある方はどうぞ。
オランダでネイリストをやっている私の場合
私の場合は、オーストラリア→フランスの海外経験を経て、海外現地ネイルサロンに就労ビザを出してもらうのは無理ゲーだと判断しました。
なので、今現在滞在・就労しているオランダでは、就労ビザではなく個人事業主ビザを取得しています。
私自身フリーランスでやってみたいと思っていたことと、個人事業主ビザが比較的容易にとれるということが重なったのでオランダにやってきたわけですが、今オランダで生活していて良い選択だったと思っています。
ただ、ビザに関しては法律が変わったり厳格化したり、いつかオランダから出ないといけなくなる時が来るんだろうなとは思っていますけど…。

ネイリストが海外で働けるビザ
国によって、ネイリストとして海外で雇われて働くのにビザや条件いろいろあるので、それぞれ自分に当てはまるかどうかはご自身で調べてもらうとして、
今回は、「ビザってなんやねん」っていう超初心者の方に、こんなのがあるんだーくらいに伝わればいいかなと思います。
ワーキング・ホリデー
ワーキング・ホリデー (英語: Working Holiday)とは、2国間の協定に基づいて、青年(18歳〜25歳または30歳)が異なった文化(相手国)の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める査証及び出入国管理上の特別な制度である。
海外へ行くというと、一番ハードルが低いのがワーキング・ホリデーか学生ビザだと思います。
私も一番最初は、オーストラリアへワーホリに行きました。
滞在の間は、学校へ行ってもいい、働いてもいい、遊んでもいい かなり自由度の高いビザ。
期間は一年(ないしは2年)と限られています。
安易にワーホリや海外留学へ行くなんて…とたまに厳しい意見もあったりしますが、そんな人はあなたの人生の責任をとってくれるわけでもないので、行きたければさっさと行きましょう。
とりあえずワーキング・ホリデーをきっかけに海外で暮らしてみてネイルサロンで働いてみて、次につながることもありますしね。
ちなみに、私の周りだと
ワーキング・ホリデーの期間終了後、
→学生ビザに切り替える
→アルバイト先のサロンにスポンサーになってもらって、就労ビザを狙う
→現地人と結婚
がありました。
ワーキング・ホリデーは行ける年齢の上限制限があるのと、
ワーキング・ホリデー協定国じゃないといけないので、自分が行きたい国が協定国かどうかもチェックが必要です。
ちなみに、私のいるオランダはワーキング・ホリデーはありません。
学生ビザ
海外現地の学校・大学へ通うためのビザですが、就労が可能な場合があります。
国や学校によって、働ける時間の上限があったり、働ける職種に制限があったり、条件によりいろいろなので注意が必要です。
ワーキング・ホリデーと同じく、とりあえず学生ビザで行ってみてその次につなげるのもありでしょう。
就労ビザ
現地人サロンにいきなり応募しても箸にも棒にも掛かりません。
先に書いた通り、役職の制限・収入の制限などいろいろなハードルを越えて、現地人ではなく日本人を雇いたいと思ってくれるお店(スポンサー)を探さないといけないのです。
が、現地人サロンではなく海外にある日系サロンであれば、確実に“日本人”のネイリストを雇いたいのでハードルが下がります。
海外にある日系サロンに直接応募するか、もしくは海外支店のある日本のネイルサロンである程度働いてからの海外勤務に賭けてみるか(となると就労ビザではなく駐在員ビザになるんでしょうが)であれば、フルタイムで働くことができるでしょう。
ワーキング・ホリデーや学生ビザの期間にアルバイトをしたお店のオーナーに気に入られて、スポンサーになってもらって就労ビザの流れもあるでしょうが、
ワーキング・ホリデー協定国や学生ビザで滞在が簡単な国であれば、就労ビザを狙うのは容易ではないでしょうね。
わざわざ就労ビザを出してまで日本人ネイリストを雇うより、はるかに簡単にワーキング・ホリデーや学生ビザのネイリストを探すことが出来るので。
就労ビザの場合は、そのお店で働くためのビザなので、そのお店以外で働くことはできません。
配偶者ビザ・パートナービザ
なんだかんだで結構多いですね。
日本でネイリストとして働いてから、国際結婚をして移住先でネイリストとして働くパターン。
ワーキング・ホリデーや学生ビザで現地滞在の間に、出会って結婚まで発展する方も多いですし、
移住目的で、日本にいながら外国人専門の出会い系サイトで出会って結婚を決めた人もいました。
一番身近に色々相談出来るパートナーがいるのは、現地の暮らしはもちろんのこと仕事上でも頼りになりますよね。
この場合だと、ネイリストとしてどこかのサロンに雇われて働いたり、フリーランスとしてホームサロンをしたり、サロンを経営するなど働くことに関してはかなり自由度が高いです(もちろん国によって違いますが)。
まとめ
あとは、雇われとしてでなく働きたいのであれば、個人事業主ビザや経営者ビザのようなものもあるでしょうし、国によって取得のハードルはさまざまです。
いずれにしても、その国でネイリストとして働くのであれば、どういうビザで働けるのかに加えて、その国で資格などが必要ないかどうかも合わせて調べる必要があります。
と言うわけで、海外で働きたいネイリストさんのビザについてのお話でした。
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