海外のサロンで働くには語学力がないと無理ですか?【アイリストからの質問】

インスタDM経由で、海外で働きたいアイリストさんから質問を頂いたので、今回はそれに対する私の回答を書いてみますね。

海外のサロンは、語学力がないと厳しいでしょうか?

について。

インスタDMからのメッセージ

ちなみにこれを書いている私は、海外のサロンで過去現在含め勤務したサロンは以下の通りです。

  • オーストラリアのシドニーで、日系サロン1軒・アジア人サロン2軒
  • フランスのパリで、日系サロン2軒
  • オランダのアムステルダムで、フリーランス(ローカルサロンで間借り・出張・ホームサロン)

 

海外のサロンで働くには語学力がないと厳しいですか?の回答

この質問を下さった方の語学レベルはわからないのですが、「語学力がないと厳しいでしょうか?」と質問されたということは、「語学力に不安がある」のだと思います。

結論から言うと、語学力がなくても状況次第ではなんとかなるけども、語学力があった方が有利です。

語学力がなくても働ける海外のサロン

例えば、私が働いたオーストラリア・シドニーの日系サロンと韓国人サロンは、英語がそんなに話せなくても働けた印象です。

お客様は、ローカルオーストラリア人か英語を話す外国人ばかりだったのですが、シェラックやポリッシュのワンカラーがほとんどだったのでカウンセリングが必要なかったのと、あまり予約時間枠をとっていなかったので会話をせずにひたすら施術していたためだと思います。
また、リピートのお客様がほとんどだったので、接客に入る前にメニュー説明などが必要ありませんでした。

日系サロンのほうは、オーナーは日本人。同僚もほぼ日本人だったので、ほとんど日本語で会話していました。
韓国人サロンのほうは、オーナーは韓国人でしたが日本語を少し話せる方だったので日本語で会話していました。同僚は韓国人ばかりでしたが、英語を話せる韓国人半分、英語を話せない韓国人半分といった感じで、簡単な英語で会話をしていました。

また、英語を話すのが苦手という方の中には、接客はまだなんとか頑張ったらできそうだけど電話は無理!という方も多いと思います。
この日系サロンと韓国人サロンはスタッフが多かったので、英語が苦手な人は電話に出なくてもいいという空気でした。

なので、語学力がないけど海外のサロンで働いてみたいという方には、以下のサロンだとハードルが低いんじゃないかなと思います。

  • 日系サロン
  • 日本語の話せるオーナー・スタッフがいるサロン
  • スタッフ数の多いサロン
  • 予約パツパツで会話する暇なく回転しているサロン
ネイリスト

語学力がないと働くのが厳しい海外のサロン

私が海外で一番最初に働いたサロン、シドニーの中国系サロンとフランス語が話せないのに働いたパリの日系サロンは、語学力がないと働くのに厳しかったです。

シドニーの中華サロンは、オーナーが中国人で会話は全部英語でした。
海外のサロンで働くのが初めてだったのでどれくらいの英語が話せていれば良いのか分からず、面接の時に「英語があまり話せません」と伝えたのですが、「あなたの言ってることはわかるから問題ない」と言ってもらえ採用されました。

サロンには、中国人オーナーが常駐していて、技術をするスタッフは私一人でした。
お客様は、100パーセント外国人で会話は全部英語。

この中華サロンも、ネイルメニューはシェラックのワンカラーのみでしかも予約パツパツだったので、会話をしている暇は全然ありませんでした。
しかし、このサロンはオープンしてすぐだったので、どこかのクーポンサイトからの新規のお客様が多かったこと、またネイル技術を一切把握していない中国人オーナーがメニューを決めていたことが原因で、私とお客様の間でメニュー内容などで混乱することが多々ありました。

その度に、私のつたない英語でお客様やオーナーに説明していました。

フランス語が全く話せないのに働いたパリの日系サロンでは、日本人スタッフが2〜3人いました。
しかし、一人体制になることが多かったので、電話応対・接客誰にも頼れる状況ではありませんでした。

また新規のお客様が多かったので、習いたてのつたないフランス語でメニュー説明から全て一人で対応していました。

そういう状況でもなんとかなったので、語学力がなくても大丈夫!と私自身は思います。
喋らないといけない環境にいると嫌でも上達しますし、度胸もついたので良い経験だったなぁと思っていますが、心配性の方だと少しキツイかもしれません、、、。

以上のことから、語学力がないけど海外のサロンで働いてみたいという方には、以下のサロンだとハードルが高いんじゃないかなと思います。

  • 一人体制になるサロン
  • 新規のお客様が多いサロン
  • スタッフ数の少ないサロン

 

もちろん、一概には言えませんし、語学力がなくてもハードルが低いサロンの条件とかぶっているのもあるなぁと思うので、、、まとめると、どういうサロンだと語学力があまり要らないとか言えない気がしてきました。

語学力がない

英語を勉強してから海外へ行くのがベター

まぁ要するに、働き始めてみないと語学力がそんなになくても働けるかどうかってわからないのかもしれません。
語学力がなくてもチャレンジするのは全然オッケーだし、語学力がなくても働ける環境だったらラッキー。

ただし、全然語学ができなくて環境がキツくて、メンタルやられる人がいることも知っているので、海外行く前にある程度はできるようになってたほうがいいんじゃないかなーと思います。

それに語学力ができた方が、海外へ行ってから断然動きやすいです。
仕事を探す選択肢も増えるし人間関係も広がるので、語学力が無くて困ることはあっても語学力があって困ることはありません。

語学力がないと海外で働くには無理ではないし厳しくもないです。
なので、今の語学力が不安な状態なままで海外へチャレンジするのもありだと思います。

ですが、日本にいる今の間にちょっと頑張って語学力をつけて、海外に行ってから楽に動けるようになる方が全体的に考えて損しないだろうなーと思います。

必要なのは会話力と少しの文法

ちなみに、アイリスト・ネイリストとして海外のサロンで働くのに必要なのは会話だけです。
読み書きは必要ありません。

日本人大好きな文法を完璧にするよりも、どんどん話すことになれる練習をするのが、サロンで働ける近道ですよ。

とりあえず英会話をしたい方は、安い値段で気軽に始められるDMM英会話がおすすめです。
無料で2回レッスンのお試しが出来るので、お試しレッスンだけでも受けてみるといいですよ。

 

また、どうしても文法をきっちりやりたい!という方には、こちらの本がおすすめ。
中は、全ページ英語で書いてあって日本語が一切ないんですけど、文法がすごくわかりやすいんです。

私はこのシリーズの中級編を一通りやりましたが、中級編が理解できるレベルなら問題なく海外のサロンで働けます。

中学英語の文法からやり直したいならこの初級編
この1冊で、海外のサロンで働けるレベルの英文法が身につきます

私がやった中級編はこちら
このレベルまでなくても海外のサロンで働くのに問題ないですが、文法をきっちり勉強したい方に。

もうひとつ、上に上級編もあるんですけど、、、そこまでのレベルは必要ないと断言します。

【英語初級向けの英文法書】海外でネイリストとして働いている私が勉強した英語の本をおすすめする

2019.01.11

まとめ

というわけで、「語学力がないと厳しいでしょうか?」の質問に回答してみました。

語学力がなくても状況次第ではなんとかなるけども、語学力があった方が有利なので、勉強することをおすすめします。

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