先日、オランダのアムステルダムからイギリスのロンドンに行って来ました。
KLM航空で、スキポール空港からヒースロー空港まで。
そして、人生初めてオーバーブッキングで飛行機に乗れない!という事態に遭遇しました。

いやー旅ってこういうハプニングがあるからおもしろいですね。
というわけで今回は、オーバーブッキングの体験談と搭乗拒否にあった補償内容、オーバーブッキングで搭乗拒否にあわないためにやっておくことを書いておきます。
オーバーブッキングで席がない
私がその飛行機に乗れないかもと知らされたのは、ボーディングが始まる15分前。
スキポール空港に着いてチェックインを済ませ、預け入れの荷物は持ってなかったので機内持ち込みのリュックとともにセキュリティチェックを済ませ、搭乗ゲートにいました。
23番ゲートでこれから乗り込む飛行機を目の前に、「今からボーディングなう」とかツイッターで呟こうと、呑気に飛行機の写真をパシャパシャ撮っているところでした。

するとマイクを通してアナウンスが流れてきました。

そして、23番近くにあるカウンターにのこのことあらわれた私に、KLMのお姉さんはこう言いました。




いやー想定してないことがいきなり起こると頭真っ白になりますね。
とりあえず、ロンドンのホテル現地集合で待ち合わせをしている友達に迷惑がかかるといけないのですぐさま報告しました。
「私、飛行機乗れないっぽい。まじウケる」
非日常やハプニングが大好物なので、乗れるはずの飛行機を目の前にして「乗れないかも!」と分かった時には、アドレナリンが出てワクワクするしかない。
さてここからどうなる私。
無事にロンドンに行けるのか。
アフタヌーンティの予約に間に合うのか(めっちゃ大事)。
23番ゲート目の前の乗り込む人たちの列がどんどん短くなって行くのを見ながら、

とカウンター近くで立っていたら、どうやらあと2人も席が無くて、私と同じように待っている状態だということが分かりました。
バックパックを背負った旅人風のお兄さん、
機内持ち込みキャリーバックを引いてバシっとスーツを着こなすビジネスマンのおじさま
そして私

すると、バックパックを背負った旅人風のお兄さんが
「じゃぁ僕行き先変えるよ!」と席取り合戦から離脱。
あと2人….
あと2人か……
と思っていたのもつかの間、
2分後にはKLMのスタッフのおじさんから

予定していた飛行機に乗れないことが決定しましたッ!!!!

そして、ブリティッシュエアの振り替え便を手配してくれるとのことで、少し離れたKLMのカウンターまでついていきました。
KLMのカウンターは私たち3人以外にも待っている人が15人くらいいたので、これはなかなか時間かかりそうだな…と思ったものの、バックパッカー旅人風のお兄さんの行き先変更便の手配はすぐに終わりました。
しかし、「ロンドン行きの便はいつも人気だから、オーバーブッキングになるんだ」と言っていたので、私とビジネスマンおじさま2人の振り替え便の手配は少しかかるだろうなと覚悟しました。
無事にアフタヌーンティに間に合うのか、
いつまでに飛べばアフタヌーンティに間に合うのか
アフタヌーンティまでの行き方を焦って調べながら待つこと20分。
カウンターに呼ばれました。



そして、250ユーロの現金の振込手配をするチケットを受け取りました。
3時間もスキポール空港で時間を潰すはめになったので、すぐさまもらったチケットにかいてあるURLから補償金の振り込み手配をした所、4日後には250ユーロが振り込まれていました。
ラッキー!
気がかりだったアフタヌーンティも、ホテルに寄らずに空港から直接行ったので、なんとかギリギリセーフ(?)の5分遅れで到着し、堪能することができました。
飛行機の遅延により、5分遅刻でなんとか間に合った(?)ロンドンのアフタヌーンティー pic.twitter.com/o5DX1Wkmy5
— ai10/16~18はパリ (@aiamsterdam_nl) September 29, 2019
搭乗拒否にあった残りの2人は、どういった保証があったのかは聞いていませんが、
- 旅人風おにいさん → 自らの希望で行き先を変更
- ビジネスマンおじさま → 同じ行き先で数時間後のブリティッシュエアウェイズに振り替え
で落ち着いたようでした。
オーバーブッキングで搭乗拒否を避けるために
私は3時間後の便に運良く振り替えられたし、250ユーロもゲットできたし、初めてのオーバーブッキング体験で面白かったのでいいや
って感じでした。
でも、絶対にその便に乗らなきゃいけないから、なんとしてもオーバーブッキングで乗れないなんて事態は避けたい!!という方もいると思います。(というかそれが普通)
予約していても実際に搭乗しない乗客を見込んで、座席の定員以上の予約を航空会社がとっているのは仕方がないので避けようがない事実。
でも、私のように有無を言わせず搭乗拒否の対象者になってしまうのを避ける可能性をあげることは可能なようです。
私が搭乗拒否にあった原因として考えられる理由が3つあるので参考にしていただければと思います。
ロイヤル会員じゃない
航空会社(今回だとKLM)のロイヤルメンバーじゃなかったり、格安航空券を買っていたりすると搭乗拒否の候補になるようです。
そりゃ航空会社からすると滅多に乗らない(お金を使わない)エコノミークラスの乗客よりも上顧客様の方が優先ですよね。
私なんて、航空会社のお気に入りもないし、マイルを貯めることにも興味がないし、いつも値段と時間しか見ずに航空券を買っているから、、、。
預け入れ荷物がなかった
預け入れ荷物を積み込んだ乗客を搭乗拒否してしまうと荷物の積み下ろしが面倒になるため、預け入れ荷物がない乗客から搭乗拒否の候補になるようです。
荷物が出て来る時間を待ちたくない&そもそもミニマリストで荷物が少ないので、預け入れ荷物無しで今まで旅行をしているのですが、、、。
まぁこの事実を知ったからといって、今度から荷物を預けようとは思わないです。
チェックインが遅かった
私がチェックインしたのは、フライト時間の1時間45分くらい前。
スキポール空港のセルフチェックインマシーンでチェックインしました。
時代についていけてないのですが、今はオンラインやアプリからチェックインできるんですね。
(知らなかった!)
早めにチェックインをして座席を確保しておくと良いらしいです。
まとめ
というわけで、オーバーブッキングで予定していた飛行機に乗れなかったけど、私は被害がほとんどないというかむしろ250ユーロ貰えてラッキーでした。
ロンドン行きではよく起こるそうなので、お気をつけくださいね。
こちらのエアフランスのサイトに、欠航や遅延などの保証について詳細が書いてあります。
ご参考まで。
↓
https://www.airfrance.co.jp/JP/ja/common/guidevoyageur/assistance/assistance-et-indemnisation.htm