
- チップやフォームは難しいから、それ以外で爪の長さだしの方法を知りたい!
- ティッシュで爪の長さだしはどうやってやるの?
こんな疑問にネイリストの私が答えます。
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もくじ
ティッシュで爪の長さ出し=ティッシュスカルプ
爪の長さ出しをやってみたいけど、プロのネイリストがやるようなフォームを使う方法やアクリルネイルなどは難しいと思っていませんか?
また、出来れば追加で専用の材料を買わずに爪の長さ出しが出来れば良いと思いませんか?
実は、ご自宅にあるティッシュを使って折れた爪の長さ出しができるんです!

爪の長さ出しをするのには、色々なやり方があります。
ネイルフォームを使用したり、
チップを使用したり
そして、強度を持たせるためにアクリルリキッドとパウダーを使ったり
ハードジェルを使ったりします。
そのため専用のネイル道具を購入する必要がありますし、初心者の方には扱うのが少し難しいかと思います。
今回は、ご自宅にあるティッシュを使ってジェルで爪の長さ出しの解説をしていきます。
ティッシュで爪の長さ出しをするのに必要なもの
ティッシュを使ってジェルで長さ出しをするのに必要なものは下記の通り。
普段からジェルネイルをされている方であればすでに道具は持っているものばかりです。
- ハサミ
- ジェル筆
- ベースジェル
- UVライト
- トップジェル
ティッシュで爪の長さ出しの手順
ティッシュを使ってジェルで長さ出しをするのに必要な手順は下記の通りです。
それぞれ詳しく説明していきます。
- ティッシュを爪の形に合わせて切る
- ベースジェルを塗る
- ティッシュペーパーをベースジェルで爪につける
- トップジェルを塗る
1、ティッシュを爪の形に合わせて切る
ティッシュを爪に合わせて、爪の端から端まで覆える横幅を確認します。
ティッシュの端を左端に合わせてから、右端の位置でティッシュに爪で目盛りをつけました。

その目盛りの位置に合わせて、ハサミでカットしていきます。


2枚重ねになっていたティッシュがずれてしまったので、1枚だけ使用することにします。

カットしたティッシュが、爪の端から端までぴったりのサイズか確認します。

大きすぎるとジェルがはみ出してしまったり、仕上がりの見た目がよくありません。
小さすぎると折れてしまいます。
端から端までぴったりのサイズになるようにカットします。

2、ベースジェルを塗る
爪全面に通常通りベースジェルを塗ります。
お手持ちのベースジェル何でも大丈夫です。
私は、VetroのFujiを塗りました。
ここで硬化せずに次の作業に移ります。

3、ティッシュペーパーをベースジェルで爪につける
先ほどカットしたティッシュを爪の上にのせます。
すでに爪の上にはベースジェルが塗ってあるので、その上にテイッシュをのせるだけでくっつきます。

ティッシュの上からベースジェルを足して塗っていくと、ベースジェルが浸透したテイッシュの部分は透明になります。
爪とティッシュをくっつけたこの段階で、一度UVライトで硬化しておくと次のステップがやりやすいです。

次に、テッシュの先端にもベースジェルをのせます。
ティッシュ全部にベースジェルが浸透して透明になっています。

このままUVライトに入れるとこの形のまま硬化することになるのですが、どうやら右側が広がって見えてしまいます。
なので、右側の側面のティッシュの部分を、写真のように爪で押しながらカーブをつけようと思います。
押してカーブをつけたままライトで硬化するとそのままの形でかたまります。

UVライトで硬化後、
このように横に広がらず、ティッシュで伸ばした部分もまっすぐになっています。

4、トップジェルを塗る
トップジェルを塗っていきます。
長さ出しをする長さが長いと、スカルプジェルをはさんだり硬いトップジェルを使う必要があります。
私は少し硬さのあるトップジェルを塗りました。
これ一つで、スカルプジェルとしてもトップジェルとしても使えるので、一つあると便利です。

全体的な爪の形を整えたいので、まずは1回全体的にトップジェルを塗ります。

そのまま硬化せずに、たっぷりのトップジェルを爪の真ん中に置きます。
それからその真ん中に置いたジェルのかたまりの表面だけを筆で触るようにして、そのまま根元側に移動させます。

そのあとは、ジェルの塊の表面を筆で触って先端に持っていきます。

正面から見て、ジェルが足りていないところはないか確認します。
同じようにジェルが足りていないところに、ジェルを移動させて、ジェルの厚みを綺麗に揃えます。

UVライトで硬化する前に、全体的な形が綺麗にできているかどうか確認してください。
横から見た図、根元から先端に向かって綺麗なアーチを描いています。

逆側も同じように綺麗なアーチになっています。

UVライトで硬化したら、未硬化ジェルを拭き取ります。

先端の形を爪やすりで整えます。

爪とティッシュの境目がまっすぐつながっていて、爪の端から端までティッシュで覆っているのでここから折れることはありません。

上下に力を入れてみましたが、全くびくともせず。
かなり強度があって丈夫です。

こんな感じで、ご自宅にあるティッシュで爪の長さ出しが完成しました。
ティッシュでも、見た目も強度も問題なく綺麗に長さ出しができました。
ちょっと爪が欠けたところだけ修正する場合や、少しの長さ出しなら通常通りのトップジェルで大丈夫です。
長さ出しを長くする場合は、セミハードやハードのトップで硬さを出すようにしてください。

ベースジェルはお手持ちのジェルなんでも使えます。
一応私が使ったベースジェルを紹介しておきます。
トップジェルは、サラサラと流れる粘度が低いものを使ってしまうと強度が足りないかもしれません。
今回私が使用したこちらのジェルは、ハードジェルほどではないけど硬さは出るし、長さ出しも扱いやすいジェルです。
自爪が少し伸びている方であれば、通常に使用するトップコートとしても活躍するトップジェルです。